毎年年賀状にエキサイト!

まだ自分が幼かったころ両親と兄弟、自分を含め5人で生活しており毎年たくさんの年賀状がそれぞれの友人や父親の会社の同僚から送られてきました。
1月1日、まず最初に父親が自分に発する言葉が「ポスト開けて、年賀状とってきて」でした。
団地の五階に住んでいてポストは一階にあったので普段なら嫌々向かうはずがこの日だけはウキウキ気分です。
ダッシュで階段を駆け下りポストを開けます。
そして大量の年賀状を両手いっぱいに持ってまたダッシュで階段を駆け上がります。
「ただいまー」と大声で叫ぶと家族全員が一斉にこっちを向きます。
そうです、みんな年賀状を楽しみにしていたのです。
まず決まって父親が「こっちに渡しなさい」と言います。
確かに毎年父親宛ての年賀状が一番多く、真っ先にこの年賀状の束を見る権利は父親にあるなと子供心ながら理解していたので自分も素直に「はい」と言って父親に渡していました。
父親も自分の気持ちを理解しています。
”早く見たい”という目で年賀状の束をじっと見ている自分を気遣い、年賀状を一枚一枚見ながら自分宛てに送られてきたものをテーブルの脇に置いてくれます。
父親が手にしている年賀状の束がチェックし終わり、その中に入っていた自分宛てのものを全てテーブルの脇に置き終えると「以上」と父親が言います。
そして自分はその年賀状を手に持って自分のへ部屋に駆け込みます。
”誰から送られてきてるんだろう、どんな年賀状かな”などとワクワクしながら一枚一枚にじっくり目を通します。
英語で”HAPPY NEW YEAR”などと書かれているものもあり、両親にその意味を聞きにいったりしたこともありました。
この大量の年賀状は正月の始まりを自分たち家族に意識させるものでした。
そして正月が終わり、学校も始まり普通の日常生活を送り始めたころ、年賀状は再び自分たち家族をエキサイトさせます。
そうです、年賀くじです。
年賀くじの当選番号が新聞に掲載されると再び家族が集合します。
みんなで新聞を見て自分たち宛ての年賀状が当選していないか調べるのです。
家族の誰かが「当たった!」と大声をあげるとみんなが一斉に「どれ!」返します。
たとえ当たった賞品がたいしたものでなくてもみな大喜びです。
結局年賀くじに当選した記憶はあるものの何を賞品としてもらったのかは全く覚えていません。
きっと全てたいしたものではなかったのでしょう。
しかし家族で過ごした楽しい思い出は今だに残っています。

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